整形外科などでは、四十肩・五十肩にヒアルロン酸注射やステロイド注射が使われます。
肩関節の痛みが生じる部位にヒアルロン酸やステロイド剤を注射すると、痛みを軽減できる可能性があります。
関節の近くにある滑液胞には、ヒアルロン酸などを含む関節液や滑液などがあります。この関節液には軟骨同士の摩耗や腱のこすれを防ぐ働きと、衝撃を小さくするクッションの役割があるのです。
この体内のヒアルロン酸は加齢にともない減少し、性質が変化して潤滑油やクッションとしての働きが衰えて、痛みを感じるようになってしまいます。
そこで、関節液内の成分に近いヒアルロン酸を注射することで正常な肩の状態に戻す事が出来ます。
関節や滑液包で潤滑油的な役割をしているヒアルロン酸を補うと、関節や腱の動きがなめらかになり、痛みを軽減する効果が期待できます。
しかし、ヒアルロン酸注射に効果がある40肩・50肩は、関節の潤滑液が減少している場合のみです。
減少していない状態でも、注射されることも多々ありますので気をつけてください。
またヒアルロン酸注射により神経圧迫を起こし、シビレが出たり、痛みが出ることもあります。
これは、注射が失敗していると考えられます。正しい処置を行ってもらえる整形外科を探しましょう。
ステロイド注射は、うずくまるような痛みや、関節に水がたまっている状態のときに炎症をおさえる目的で使用されます。
炎症をおさえる効果を期待できるステロイド注射は、四十肩や五十肩の急性期に起こる激しい痛みを一時的にやわらげるのに適しています。
使用には注意が必要で副作用があります。ステロイド剤により、肩関節の軟骨や周囲の腱組織が弱まる危険があり、筋肉や腱が切れる事があります。
特に、糖尿病の方は、肩の骨が溶けたり化膿性関節炎を引き起こしたりする可能性があるので注意が必要です。他にも、緑内障・心疾患・肺疾患・腎疾患の場合も気をつけましょう。
また、ステロイド注射は何度も打つことができません。
このように注意すべき点が多いので、ステロイド剤注射の使用に関して熟知している整形外科専門医を選ぶようにしましょう。
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